富士山のふもとで進む実証都市「Woven City(ウーブン・シティ)」。本記事は、街のねらい・現在地・生活目線の学びをやさしく整理し、地方や日常に持ち帰れるポイントまでまとめた“現状ガイド”です。すべて日本語の一次情報(公式)に基づいてリンクします。
この記事でわかること
- ウーブン・シティの基本:「モビリティのテストコース」×「人中心」×「未完成(進化)」
- 最新の現在地:2025年秋の実証開始、住民(Weavers)・発明家(Inventors)の動き
- 街の設計:三本の道+地下物流、信号連動、センサー対応の多機能ポール
- 老後の観点で何が便利になるか(安全な移動・静かな歩行路・生活支援・共創など)
ウーブン・シティとは?(ねらい)
ウーブン・シティは、トヨタが掲げる「モビリティの拡張」を生活のなかで実証する“街の形をしたテストコース”です。プロダクトやサービスを暮らしの中で試し、フィードバックを得て改善していくことを前提に設計されています。人中心/実証実験/未完成がコンセプトです。
いまの現在地(2025年秋)
- 2025年9月25日に実証を公式に開始。住民(Weavers)の居住と、複数のInventorsによる実証が本格化。
- Phase1の建築完了後、実証テーマと参加パートナーが拡大中。
- 当面は段階拡大の運用。将来的に約2,000人規模までの居住を見込む構想が報じられています。
“街の設計”のポイント(生活の目線)
- 三本の道+地下の道:地上は「歩行者専用」「歩行者+パーソナルモビリティ」「モビリティ専用」の3種に分離。地下には物流専用の道を整備。
- 信号の連動:モビリティと信号が連携し、切替タイミングを制御。
- 多機能ポール:街路灯・信号柱に加え、実証用のセンサーやカメラを装着できる“受け皿”。
- 低速モビリティ(例:e-Palette):人・物・サービスの近距離移動、移動店舗など多用途を想定。
老後の観点:何が便利になる?
- 安全な歩行・移動:歩行者とモビリティの動線を分ける設計は、接触やヒヤリとする場面を減らすことが期待できます。低速モビリティの活用で、“歩ききれない距離”の外出ハードルも低下。
- 静かでスッキリした歩行路:宅配やごみ収集などを地下に逃がす発想により、地上は障害物や騒音が少ない空間に。つまずきやすい物の往来が減れば、転倒リスク低減にもつながります。
- 生活支援の高度化:信号連動・センサー基盤があると、横断支援・混雑検知・見守りなどのサービス実装がしやすくなります(導入時は家族合意とプライバシー配慮が前提)。
- 健康快適性の追求:実証テーマには、花粉対策・空調・食の新提案など、年齢に配慮した室内環境や生活サービスも含まれます。
- “使い手が育てる”プロダクト:住民やビジターが生活の場でフィードバックできるので、高齢者目線の改善が反映されやすくなります。
※上記は設計コンセプトや実証テーマから期待できる利点を生活目線で要約したものです。実際の効果は実証の内容・運用条件により変わります。
暮らしへの応用(地方・自宅でのヒント)
- 歩行と低速モビリティの共存設計:段差・明るさ・見通しを見直し、自治体では近距離移動(オンデマンド交通/シェア)の選択肢を増やす。
- “地上はスッキリ、物流はバックヤード化”:自宅でも置き配動線や宅配ボックス整備で歩行路を確保。
- 見守りと合意形成:センサー導入は家族の合意・データの扱いを先に決める(何を、どこまで、誰が見るか)。
今日の一歩(3つ)
- 一次情報をブックマーク:下の参照リンク(公式・省庁)
- 自宅の動線を1か所改善:玄関前の“置き配スペース”や夜間の足元照明
- 自治体の移動支援を確認:オンデマンド交通/地域MaaSの窓口・実証状況
参照リンク(日本語・一次情報中心)
※公開情報は更新されます。日付付きの一次情報(公式)を優先してご確認ください。
更新履歴
- 初版公開:2025年10月15日
- 随時更新:新しい発表・実証の進捗に合わせて改訂
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はじめまして!
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広島県出身、34歳、牡牛座・O型。
現在は建設業に勤めながら、副業でこのブログを運営しています。
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