健康① 〜体の変化〜
人間の体は年齢とともに多くの変化を経験します。
子供期:生まれてから骨や筋肉の成長で身長や体重が増えていきます。脳の発達で神経回路が急速に形成され、知識の吸収が速くなります。
思春期:ホルモンの変化で身体的な成熟が進みます。成長のスパートで身長体重の急激な成長が見られます。
青年期:筋力、持久力、反射速度などがピークに達します。思春期のホルモンバランスが安定し、身体的な変化は緩やかになります。
中年期:筋肉量に減少や代謝の低下で体力の低下が始まります。女性は更年期に向けてホルモンバランスが変化し、月経の不規則化や終了が見られます。骨密度が減少し始め、骨折のリスクが増加します。
高齢期
50代
・視力の変化:老眼が進行し、近くのものが見えにくくなります。
・筋力と持久力の低下:筋力量が減少し、持久力が低下します。
・骨密度の低下:骨量が減少し始め、特に女性では閉経後に骨密度の低下が顕著にな ります。
60代
・心血管系の変化:血管が硬くなり、動脈硬化が進行することで高血圧のリスクが増加します。
・代謝の低下:基礎代謝量が減少し、エネルギー消費が低下します。これに伴い、体重が増加しやすくなります。
・聴力の低下:高音域の音が聞き取りにくくなり、聴力が全体的に低下します。
70代
・骨粗鬆症のリスク増加:骨密度の減少が進み、骨粗鬆症のリスクが高まります。
・運動力の低下:筋力とバランス感覚がさらに低下し、転倒のリスクが増加します。
・認知機能の変化:記憶力や判断力の低下が見られることがあり、軽度の認知機能障害が現れることがあります。
80代以上
・免疫機能の低下:免疫力が低下し、感染症にかかりやすくなります。
・皮膚の変化:皮膚が薄くなり、弾力性が失われ、シワやたるみが増えます。
・全身の機能低下:消化器系の機能低下や全体的な身体機能の衰えが顕著になります。日常生活における自立が困難になることがあります。
対策とケア
これらの体の変化に対応するためには、適切な予防策とケアが重要です。
・適度な運動:筋力トレーニングや有酸素運動を取り入れることで、筋力維持や心血管系の健康維持が期待できます。
・バランスの取れた食事:栄養豊富な食事を心がけ、骨密度の維持や代謝の改善に努めます。
・定期的な健康診断:早期発見と早期治療が重要です。
今回のまとめを通して、今まで知っていた知識と新たに知った知識がありました。その中でも代謝の低下について思う節がありました。親や友達のお母さん(だいたい60歳くらい)と久しぶりに会った際に体型が変わっていることに驚いた経験です。皆さんもこのような経験があるのではないでしょうか。女性は70歳を超えてから、大きく体の変化が起こることがあるのでその前に適度な運動を勧めてはどうでしょうか。私も勧めてみますw
今回は体の変化をメインにまとめて見ましたが年齢を重ねることによって精神的な変化も起こります。精神的な変化も後日、まとめていきたいと思います。また各変化の詳細についても掘り下げてまとめていきたいと思います。