世界の高齢者人口
高齢者人口
2023年、日本の高齢者(65歳以上)人口の割合は総人口の29.1%でした。
その他の国と比較すると、日本が最も高齢者割合が多く、次にイタリアで24.5%、次にフィンランドで23.6%の順番になっています。
出典:総務省統計局(2023)「統計からみた我が国の高齢者」https://www.stat.go.jp/data/topics/pdf/topics138.pdf、(参照日:2024年7月15日)
主要国における高齢者人口の割合をみてみると、65〜74歳・75歳以上ともに日本の割合が最も高くなっています。あと、世界の65歳以上人口割合は10.0%と若いことが分かります。
出典:総務省統計局(2023)「統計からみた我が国の高齢者」https://www.stat.go.jp/data/topics/pdf/topics138.pdf、(参照日:2024年7月15日)
高齢者人口の割合の推移ですが、各国ともに上昇傾向にあります。
2050年には韓国が日本を追い抜き高齢者人口の割合が最も高くなっています。
出典:総務省統計局(2023)「統計からみた我が国の高齢者」https://www.stat.go.jp/data/topics/pdf/topics138.pdf、(参照日:2024年7月15日)
平均寿命
日本の高齢者人口割合を調べるにあたり、増加の要因は寿命も関係しているのではないかと思い調べました。
WHOの2019年のデータですが、日本が最も高く84.26歳、次にスイスで83.45歳、次いで韓国で83.30歳になっております。平均寿命でも日本が最も高い年齢になっています。
出典:外務省HP(2024)「平均寿命の長い国」https://www.mofa.go.jp/mofaj/kids/ranking/jumyo_t.html(参照日:2024年7月15日)
このデータで分かるように、日本は平均寿命が長いことも、高齢化人口増加の要因の一つにもなっています。
その他の要因については、結婚率の低下での出生率の低下・都市化に伴うライフスタイルの変化などがあげられます。
これらは、最近よく聞く「日本経済の遅れ」からくることもあるかもしれません。ただ日本経済の遅れも少子高齢化が原因の一つにもなっているのです。この負のスパイラルをとめなければ日本の未来は暗いのかもしれません。なので、超高齢社会を活かした仕組み・動き・ビジネスが必要です。そして、これから世界中で起こりうる高齢社会の波を、現在高齢者人口割合トップの日本が、見本にならなければなりません。