お金⑥〜高齢者住宅改修費用助成制度〜


日本では、老後の生活を支援するために様々な公的支援制度が設けられています。
ただ、知らないと使えないものがあり、お役に立てればと思い記事にさせていただきました。
今回は高齢者住宅改修費用助成制度について紹介させていただきます。
概要
要介護者や要支援者が自宅で安全かつ快適に生活を続けられるように、住宅のバリアフリー化や安全対策のための改修費用を支援する制度
この制度を利用することで、経済的な負担を軽減し、在宅介護の環境を整えることが可能に
主な支給対象者
・要介護認定または要支援認定を受けている方
・介護保険の被保険者証の住所と、実際に居住している住宅の住所が同一である(自宅であること)
助成金額と自己負担額
・支給限度基準額は20万円
・工事費用の9割が支給され、自己負担は1割
・限度額内であれば、複数回に分けて利用することも可能
対象となる改修工事の例
1.手すりの取り付け
・廊下、トイレ、浴室、玄関などに手すりを設置し、転倒防止や移動の補助を行う工事
2.段差の解消
・居室や廊下、トイレ、浴室、玄関などの段差を解消するための工事
・敷居の撤去やスロープの設置、浴室の床のかさ上げ
3.床材の変更
・滑りにくい床材へ変更や移動を円滑にするための床材変更工事
・畳から板製床材やビニル系床材への変更、浴室の床材を滑りにくいものに変更
4.扉の取り替え
・開き戸を引き戸や折戸、アコーディオンカーテンなどに変更する工事
・ドアノブの変更や戸車の設置なども含まれる
5.便座の取り替え
・和式便器から洋式便器への取り替えや便器の位置、向きの変更
申請手続きの流れ
1.事前相談
・ケアマネージャーや地域包括支援センターに相談し、必要な回収内容を検討
2.申請書類の提出
・工事前に必要書類を市区町村の担当窓口に提出
支給申請書 、 住宅改修が必要な理由書 、 工事費見積書 、 改修前の住宅状況を示す写真や図面
3.工事の実施
・申請が承認された後、工事を実施
4.工事完了後の手続き
・工事完了後に必要書類を提出
領収書 、 工事費内訳書 、 改修後の状態を確認できる写真 、 住宅の所有者の承諾書(賃貸住宅の場合)
5.給付金の支給
・提出書類の確認後、給付金が支給される
注意点
・工事の着工前に申請を行うことが原則
・市区町村によって制度の詳細や手続きが異なる場合があるため、事前にお住まいの自治体に確認することが重要
・手すりなどの設置は不備があると、体を支えるため、とても危険です。工事業者は信頼できる業者を選択をすること
昔、おじいちゃんの家に手すりをつけてあげたことがあってとても喜んでもらえました。
おじいちゃん孝行、おばあちゃん孝行してみるのもいいですよ☺️