人間関係⑤〜見守りネットワーク〜


見守りネットワークとは
地域社会全体で高齢者や障害者、認知症の方々など、支援を必要とする人々を見守り、支援する仕組みです。
このネットワークは、地方公共団体、福祉・医療関係者、警察、消費者団体、民間事業者、地域住民など、様々な関係者が連携して構築されます。
詳細→https://www.caa.go.jp/policies/policy/local_cooperation/system_improvement/network/(消費者庁HP 初飛車安全確保地域協議会(見守りネットワーク)総合サイト)
主な目的と役割
・消費者被害の防止
判断力が低下した高齢者や障害者が詐欺や悪質商法の被害に遭うことを防ぐため、地域の関係者が情報を共有し、早期に対応します。
・安否確認と支援
一人暮らしの高齢者や孤立しがちな人々に対し、地域の人々が声かけや訪問を行い、安否確認や日常生活の支援を提供します。
・行方不明時の迅速対応
認知症の方が行方不明になった際、警察だけでなく、地域の生活関連団体や住民が協力して迅速に捜査・保護を行います。
イメージ図(例)

出典:海津市HP 高齢者見守りネットワーク事業ページhttps://www.city.kaizu.lg.jp/kurashi/0000001887.html(参照日:2025年2月7日)
具体的な活動内容
・情報共有と連携
地域の関係者が定期的に集まり、見守り対象者の情報や注意点を共有します。
これにより、異常や緊急事態に迅速に対応できます。
・日常的な見守り
郵便配達員や宅配業者、近隣住民などが日常業務や生活の中で高齢者の様子に気を配り、異常を感じた場合は関係機関に連絡します。
・緊急時の対応
行方不明者の捜索や災害時の安否確認など、緊急時には地域全体で協力し、迅速な対応を行います。
設置状況
消費者安全法の改正(平成26年6月)により、地域公共団体は「消費者安全確保地域協議会(見守りネットワーク)を設置できることが規定されており、2025年1月末時点で全国534の自治体が設置しています。
地域での取り組み例
・台東区(東京都)
地域の協力機関と連携し、高齢者への声かけや安否確認を行い、緊急時には消防署と警察署と連携する体制を構築しています。
→https://www.city.taito.lg.jp/kenkohukusi/korei/serviceannai/koureimiamori/mimamorinetwork.html?utm_source=chatgpt.com(大東市HP 高齢者地域見守りネットワークページ)
・諏訪市(長野県)
企業・団体と協定を締結し、業務中に高齢者の異変に気付いた場合、市に連絡する仕組みを導入しています。
→https://www.city.suwa.lg.jp/soshiki/12/41274.html?utm_source=chatgpt.com(諏訪市HP 見守りネットワーク事業ページ)
参加方法
見守りネットワークは地域全体で支え合う仕組みのため、個人や団体として参加することが可能です。
詳細はお住まいの自治体の福祉課や地域包括支援センターにお問い合わせください。
まとめ
見守りネットワークは、地域の連携と協力を通じて、高齢者や支援を必要とする人々が安心して暮らせる社会の実現を目指す取り組みです。
地域住民一人ひとりの関心と参加が、安心・安全な地域づくりに繋がると思います。
見守りネットワークのHPを調べると自分の地元の街はまだ設置されていませんでした。
超高齢社会で人手を必要ですが、機能すればすごく安心安全な社会になっていくと思いますので、もっと普及して広まっていって欲しいです。